2007/08/24

たまには読書

 月に少なくとも2~3冊なんて時期もあったのだけど、この頃はおそらく年に4~5冊くらいしか小説を読んでいないと思う。その割にはどんな内容の何てタイトルの本を読んだのか大抵すぐ忘れる。

 お盆休みに読んだ「青空のルーレット」とてもよかった。ガテン系青春小説。乾いた青空に洗いざらしの白いTシャツとブルージーンズ、足下には風にそよぐ緑.....そんな描写は全然無いけど。
 梶センパイ(←"ひばりくん"に出てくる)の発する「青春」をシニカルに笑い、そもそも「青春」なんて言葉をなんとなく加山雄三と似た感じの恥ずかしい感覚でとらえて斜めに眺めているうちにそんな季節はとっくに過ぎてしまった僕にとって、羨ましく、すごく爽やかな清涼感を得た小説だった。

 今秋映画が公開されるらしいことを知った。劣化していないことを祈らんばかりだ。

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